DANCE
2026/04/20[Mon]
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2011/06/17[Fri]
昼すぎに起床。満足すぎる睡眠時間。
彼は濃い赤のTシャツを着た。
血の色を誤魔化すために。
彼は鋭すぎないナイフを右手に街へ繰り出す。
赤と青が対んなって、空は青い。青すぎる。
彼は変拍子はなうたうたう。
「青い空〜、赤い血ぃで染ーめまっしょー♪」
彼は確かに気が狂っていた。
歩き出して早々に、彼はナイフをふるった。
近所の線路っぱたに生息する団子虫を次から次へと刺し殺した。
その団子虫らには、後日ハエが集っていた。
それを簡単に終えて彼は物足りなそうに不満気に歩き出した。
突然に彼はまたナイフをふるった。
ナイフで空気を切り刻んだ。空気を殺した。
いや、殺したつもりになるまでナイフをぶんぶん振った。
汗だくになった彼はへとへとになった。
それでも殺し足りなそうな顔をして、少しまともに歩き出した。
商店街に来た。ここぞとばかりに彼はナイフをつかった。
自分の着ている濃い赤のTシャツのほつれた糸を切った。
あれから2年経った。
あれからすぐ後、彼はナイフを捨てたかったど、何ゴミに出していいかすらわからず、
いや違う、調べようともせずにナイフを新聞にくるめたまま、そのナイフの存在も、
それにまつわる出来事も、たぶん忘れてしまったままである。
それに対してナイフは不便だ。
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